三味線 / 楽譜・記譜法

二上り

読み:にあがり

二上りは、三味線の代表的な調弦の一つで、本調子の状態から二の糸を一音高くします。一の糸と二の糸の間は完全5度となり、二の糸と三の糸の間は完全4度になります。明るさや張りを感じさせる響きとして用いられることがありますが、曲の性格は調弦だけで決まるものではありません。

実際の音高は一の糸の設定によって変わり、歌の音域や合奏に合わせて調整します。曲中で本調子から二上りへ変える場合は、二の糸だけを正確に上げ、他の糸が糸巻き操作の影響でずれていないか確認します。

「二上り」は音の絶対的な高さではなく、3本の糸の相対的な音程関係を示す名称です。