奏法・技術 / 箏 掻き手 読み:かきて 掻き手は、箏の複数の絃を連続してすばやく弾く奏法です。曲の区切りを強調したり、装飾的な音型を加えたりするために使われます。演奏する絃の範囲、指使い、音の並びは曲や流派によって異なります。 一音ずつ力を入れると動きが重くなるため、手全体の流れの中で爪を順番に絃へ当てます。音が団子状にならないよう、各音の間隔と音量をそろえることが大切です。 名称が似た奏法や異なる記譜があるため、譜面上の記号だけで判断せず、その曲で求められる音型を確認して練習します。 関連する用語 絃 げん 絃は箏に張られた糸のことです。十三絃箏では13本を用い、柱の位置を変えて各絃の音程を整えます。 → 箏 こと 箏は、胴の上に張った絃を箏爪ではじき、可動式の柱を動かして音程を整える日本の伝統的な弦楽器です。 → 後押し あとおし 後押しは、音をはじいた後から絃を押して音程を上げる箏の左手奏法です。音の動きを滑らかに表現できます。 → 合わせ爪 あわせづめ 合わせ爪は、複数の指の爪を使い、2本以上の絃をほぼ同時に鳴らす箏の奏法です。 → 押し手 おしで 押し手は、箏の柱より左側の絃を押して張力を高め、音程を上げる左手奏法です。 → 用語集一覧へ戻る