楽譜・記譜法 /

平調子

読み:ひらぢょうし

平調子は、十三絃箏で広く用いられる代表的な調弦です。古典箏曲の基礎となる調弦の一つで、半音を含む独特の音程配置によって、地歌・箏曲に特徴的な響きを作ります。

箏の調弦名は、単に一定の絶対音高を示すものではありません。基準となる絃の音を演奏条件に合わせて決め、その音をもとに各絃の音程関係を整えます。同じ平調子でも、基準音を変えれば全体の実音が移動します。

楽譜や流派によって、調弦表の示し方や基準とする絃が異なる場合があります。また、曲の途中で柱を動かし、一部の絃の音程を変えることもあります。初心者は調弦表だけでなく、隣り合う絃や同音となる絃の響きを聴きながら合わせると安定しやすくなります。