後チラシ
あとちらし
後チラシ(あとちらし)は、地歌・箏曲の手事物において、手事の最後に置かれるチラシです。器楽部分を締めくくり、後歌へ移るための終結部として演奏されます。「のちちらし」と読まれることもあります。 一曲の中に手事やチラシが複数…
地歌・箏曲 箏・三味線共通
箏・三味線、地歌、箏曲、三曲合奏で使われる言葉をまとめた用語集です。楽器の名称、奏法、調弦、楽譜、歴史に関する用語を、初心者にも分かりやすく解説します。
かえて
替手は、本手と合奏するために作られた装飾的・対旋律的なパート、またはその演奏者です。
地歌・箏曲 楽譜・記譜法 箏・三味線共通
かけあい
掛合(かけあい)は、複数の楽器や演奏パートが、短い旋律や音型を交互に受け渡すように演奏する方法です。一方のパートが提示した旋律に、もう一方が応答することで、楽器同士が会話しているような音楽的効果が生まれます。 地歌・箏曲…
三曲合奏 地歌・箏曲 奏法・技術 箏・三味線共通
きょうりゅうてごともの
江戸時代後期に、京都を中心として発展した地歌の手事物。前歌と後歌の間に「手事」と呼ばれる長い器楽部分を置き、三味線と箏の技巧的な掛け合いを聴かせる。松浦検校・菊岡検校・石川勾当・光崎検校らの作品が知られ、多くの曲に八重崎…
地歌・箏曲 箏・三味線共通
くみうた
組歌は、複数の歌を一定の構成で組み合わせた曲種です。箏組歌と三味線組歌があり、古い伝承を持ちます。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏・三味線共通
けんぎょう
検校は、江戸時代の当道座における盲人の最高位の官位です。多くの地歌・箏曲家が検校の名で知られます。
地歌・箏曲 歴史・人物
こうていがっそう
高低合奏とは、同種の楽器を高い音域と低い音域に分けて演奏する邦楽の合奏法です。異なる高さに調弦した楽器を組み合わせることで、音域を広げるとともに、旋律の重なりや音色の対比を生み出します。 箏曲では、二面の箏をそれぞれ異な…
地歌・箏曲 奏法・技術 箏・三味線共通
こきんぐみ
古今組は、二世吉沢検校が作曲した「千鳥の曲」「春の曲」「夏の曲」「秋の曲」「冬の曲」の五曲の総称です。古今調子を用い、『古今和歌集』の和歌を中心に歌詞とした、箏本位の作品群です。
地歌・箏曲 箏
ことてつけ
箏手付(ことてつけ)とは、地歌など、もともと三味線を中心に作られた曲に、合奏用の箏のパートを新たに作り加えることです。また、そのようにして付けられた箏の旋律自体を指す場合もあります。 箏のパートは三味線の旋律をそのまま重…
三曲合奏 地歌・箏曲 箏
さんきょくがっそう
三曲合奏は、三味線と箏に、尺八または胡弓を加えた3種類の楽器で演奏する合奏形態です。
三曲合奏 地歌・箏曲 箏・三味線共通
さんきょく
三曲は、地歌・箏曲・尺八楽・胡弓楽を含む音楽分野の総称です。3種類の楽器による合奏だけを指す語ではありません。
三曲合奏 地歌・箏曲 箏・三味線共通
さんげん
三絃は三味線の別称で、とくに地歌・箏曲や三曲の文脈で使われます。「三弦」とも書きます。
三味線 地歌・箏曲 箏・三味線共通
じうた
地歌は、主に上方で発展した三味線音楽です。歌と三味線を中心に、箏・胡弓・尺八との合奏にも発展しました。
三味線 地歌・箏曲 歴史・人物
そうきょく
箏曲は箏を中心とする音楽の総称です。独奏、弾き歌い、地歌三味線や尺八との合奏など多様な形があります。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
だんがえしてごともの
段返し手事物とは、地歌・箏曲の手事物のうち、手事の各段を「段合せ」や「段返し」によって合奏できるように作られた楽曲形式を指します。 手事物では、前唄と後唄の間に、器楽的な聴かせどころである「手事」が置かれます。この手事が…
三曲合奏 地歌・箏曲 奏法・技術 箏・三味線共通
だんもの
段物は、いくつかの「段」から構成される箏の器楽曲です。「六段の調」などが代表例です。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
ちらし
地歌・箏曲の手事物で、手事の終わりに置かれる終結的な器楽部分。手事の高まりをまとめながら後唄へ導く役割をもち、曲によっては「中チラシ」「本チラシ」「後チラシ」などに分けられます。
地歌・箏曲 箏・三味線共通
つなぎ
地歌・箏曲の手事物で、前唄から手事へ移る間に置かれる短い器楽部分。前唄と手事を結ぶ経過句で、独立性の高い「マクラ」と区別されることがありますが、両者を同じ意味で用いる場合もあります。
地歌・箏曲 箏・三味線共通
てごともの
手事物は、長く発達した器楽部分である手事を持つ地歌・箏曲の曲種です。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏・三味線共通
てごと
手事は、地歌や箏曲で歌と歌の間などに置かれる、楽器だけで演奏するまとまった器楽部分です。
地歌・箏曲 楽譜・記譜法 箏・三味線共通
とうどうざ
当道座は、中世から近世にかけて盲人男性を組織した職業的・自治的な集団で、地歌・箏曲の伝承にも深く関わりました。
地歌・箏曲 歴史・人物
ひきうたい
弾き歌いは、演奏者が箏や三味線を弾きながら自ら歌う演奏形態です。
地歌・箏曲 奏法・技術 箏・三味線共通
ひくひらぢょうし
箏の平調子を通常より低い音域に設定した調弦。主に地歌の三味線との合奏で用いられ、低く落ち着いた響きを特徴とする。
地歌・箏曲 楽譜・記譜法 箏
ふじながけんぎょう
藤永検校は、江戸時代中期に大坂で活躍した地歌演奏家です。尺八系の曲に由来するとされる「八千代獅子」を三味線曲へ移し、現在につながる地歌・三曲合奏の形へ発展させました。
地歌・箏曲 歴史・人物
ほんちらし
本チラシ(ほんちらし)は、地歌・箏曲の手事物において、手事の終結部に置かれる器楽部分です。中チラシを経たあとに演奏され、手事全体を本格的に締めくくり、後歌へ移る役割をもちます。 曲によって構成は異なりますが、「手事―中チ…
地歌・箏曲 箏・三味線共通
ほんて
本手は、箏や三味線の合奏で曲の基本となる旋律、またはその旋律を担当する演奏者を指します。
地歌・箏曲 楽譜・記譜法 箏・三味線共通
まくら
地歌・箏曲の手事物で、手事の中心部分に入る前に奏される導入的な器楽部分。「枕」とも書き、ツナギより独立性のある序奏を指しますが、ツナギと同じ意味で用いられる場合もあります。
地歌・箏曲 箏・三味線共通
まつうらけんぎょう
松浦検校は、江戸時代後期に京都で活躍した地歌・箏曲家です。「四季の眺」「宇治巡り」などを作曲し、浦崎検校や八重崎検校の箏手付とともに京風手事物の発展に貢献しました。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
みつざきけんぎょう
光崎検校(みつざきけんぎょう)は、江戸時代後期に京都で活躍した地歌・箏曲の演奏家、作曲家です。生没年は明らかになっていませんが、1853年まで存命していたことが確認されています。都名を浪の一といい、一山検校に三味線を、八…
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
みやぎ みちお
宮城道雄(みやぎ・みちお、1894~1956)は、近代日本を代表する箏曲家・作曲家・演奏家です。生田流箏曲を学び、古典の技法を基礎としながら、西洋音楽の構成や合奏法も取り入れ、箏曲に新しい表現をもたらしました。 代表作に…
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
めいじしんきょく
明治新曲とは、明治維新後に作られた地歌・箏曲の新作群を指す名称です。単に明治時代に作曲された作品全般ではなく、江戸時代までの伝統を受け継ぎながら、新しい社会や音楽的感覚に対応して生み出された箏曲を中心に用いられます。 明…
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
やえざきけんぎょう
八重崎検校は、江戸時代後期に京都で活躍した生田流の箏演奏家・作曲家です。菊岡検校や松浦検校らの地歌曲に箏の手を付け、三味線と箏が掛け合う京風手事物の発展に大きく貢献しました。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
やつはしけんぎょう
八橋検校は、江戸時代前期の箏曲家です。箏組歌や段物を整え、近世箏曲の基礎を築いた人物とされます。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
やながわけんぎょう
柳川検校は、江戸時代前期に活躍した地歌三味線の名手で、柳川流の祖です。三味線組歌に新しい手法を加え、若き日の八橋検校と並び称される名人として知られました。
三味線 地歌・箏曲 歴史・人物
やまだけんぎょう
山田検校は、江戸時代後期の箏曲家で、江戸に山田流箏曲を大成しました。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
やまだりゅう
山田流は江戸で成立した箏曲の流派です。丸爪を用い、歌や物語性を重視した作品が多く伝えられています。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏
よしざわけんぎょう にせい
吉沢検校(二世)は、江戸時代後期から明治初期に活躍した箏曲家・作曲家です。「千鳥の曲」や古今組を作曲し、雅楽や古典和歌を取り入れた箏中心の音楽を追求しました。
地歌・箏曲 歴史・人物 箏